2012年6月2日土曜日

Ubuntu 12.04 Windowsユーザ向けカスタマイズ Ruby on Rails SQLite3 emacs

--対象者--

・WindowsメインでLinuxを導入した経験が無い人
・Linuxを真剣に使ったことが無い人
・LinuxでRubyまたはRuby on Railsを始めようとしている人

0.自分の環境

パソコン:Let’s note CF-S10
OS:Windows7 64bit

1.Ubuntuのインストール

自分はWindowsとのデュアルブートでUbuntuを利用します。これがすごく簡単。
UbuntuのサイトからWindows用インストーラをダウンロード->インストール

2.個人的なUbuntuカスタマイズ

Windowsを使っていた人間がUbuntuを触る場合に便利なカスタマイズです。

Google日本語入力のLinux版

Google日本語入力のOSS版MozcをUbuntuにインストールしてEmacsで使えるようにするまで
個人的な趣味です

ユーザーインターフェースを細かく設定できるツール

CompizConfig設定マネージャ
これも本当に趣味です。Alt+Tabの切り替えアニメーションをWindowsっぽくしたり(昔のUbuntuに戻した)、グラフィックボードが載っていないパソコンでウィンドウを透過させたりできるようになります。設定方法はここを参照してください。

ディレクトリを右クリックで端末が起動できる「nautilus-open-terminal」

フォルダ内で右クリックで端末を起動する「nautilus-open-terminal」
慣れないうちはエクスプローラからディレクトリを辿り、右クリックから端末起動したほうが楽です。

付箋アプリ「Xpad」

付箋紙アプリ Xpad。|Ubuntuと歩く
Linux独自のコマンドやemacs独自のショートカットキーとかをまとめるのに便利でした。
Gnome端末のショートカットまとめ
Gnome端末のコマンドまとめ
emacsのショートカットまとめ

標準テキストエディタ「Gedit」のカスタマイズ

Geditカスタマイズまとめ
結局一番使い勝手がいいかもしれません。

3.emacsのインストール

Ubuntuソフトウェアセンターからインストール
下の方にあるアドオンの「autocutsel」もインストールすると、emacs以外のアプリケーションとクリップボードを共有できるようになります。

4.Rubyのインストール

Ubuntu 11.10 Ruby+Ruby on Rails « 書きかけの技術書+
※必ずsudo apt-get -y install libssl-dev zlib1g-dev libreadline6-devを実行すること!
※自分の環境ではLibYAMLもインストール必須でした!
基本的にこの通りに進めていけばOK。自分の場合は最新のバージョンを手に入れたかったため、Rubyのサイトから直接最新バージョンのソースコードを持ってきた後、アーカイブを展開して端末上でそのディレクトリに移動、そこから以下のコマンドを入力しました。
./configure
make
sudo make install
※1これでRubyのインストールも無事終了したと勘違いし、データベースをインストールしてしまいました。
実は上記のサイトにある
sudo apt-get -y install libssl-dev zlib1g-dev libreadline6-dev
というコマンド、自分はソースを手に入れるためのライブラリだと思ってインストールしなかったのだが、これがないとエラーが発生してしまい、一旦/usr/local/bin以下のファイルを消してからRubyを再インストールしないと正常に動作しないという状態になってしまった。その他自分の環境ではLibYAMLもインストールしてからでないとRubyを正常にインストールできなかった。
please install libyaml and reinstall your ruby.
先ほどのコマンドを入力してからRubyをインストールしたにも関わらず、上記のエラー文が出た人はこちらも試してみてください。

5.SQLite3のインストール

こちらもRubyと流れは同じ。自分の場合は正しくRubyがインストールできていなかったためにgem(Rubyの追加機能を管理する)コマンドでつまずいてしまった。
SQLite3からsqlite-autoconf-307xxxx.tar.gzをダウンロード
デスクトップ上で展開→そのディレクトリを端末で開く→以下のコマンドを入力
./configure
make
sudo make install
sudo ldconfig
最後のコマンドはマニュアルには載ってなかったけど、おそらく他のSQLiteのバージョンがインストールされている場合に競合してしまう問題を避けてるんだと思う。自分の場合はこのコマンドを入力しないと以下のエラーメッセージが表示された。
SQLite header and source version mismatch
同時にRuby用のドライバもインストールしておく。
sudo gem update --system ※gemの更新。ここでつまずく場合は※1を参照
sudo gem install sqlite3

6.Railsのインストール

以下のコマンドを入力。
sudo gem install rails
これで終了。

7.Ruby向けemacsのカスタマイズ

Ruby on Rails向けのemacsカスタマイズ
ここを参考にしてください。

以下はおまけです。
emacsには各プログラミング用に編集モードを定義したプログラミングモデルファイル(.el, .elc)が存在する。
場所は/usr/share/emacs/23.3/lisp/progmodes/
ここにあるruby-mode.elcを、Rubyをインストールしたときにダウンロードしたソースディレクトリ内にあるruby-mode.elと置き換えることにより、最新版のRubyに合わせることが可能になる。ちなみに上記の通りソースフォルダ内にあるファイルは元々拡張子が.el(emacs lisp)ファイルであるので、それをコンパイルして.elcファイルに変換してから置き換える必要がある。コンパイルは、.elファイルをemacsで開いてemacs lisp->compile this file を選択するだけ。同じ階層に.elcファイルが作成される。詳細はここを参照。

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